今回は、聞きなれないセル生産方式から説明に入りましょう。
大量生産時代、ベルトコンベアシステムを生み出し、
この時代を引き起こしました。
この時代の背景には、金持ちだけの高級車ではなく、
安くて、デザインは同じでも、機能的な製品を求めるという
ニーズがあったのです。
このニーズを埋めたのが、以前にも書いたT型フォードです。
時代は進み、途中いろいろな展開はあったものの、
現在は、多品種少量生産の時代です。
顧客の個性が多様化し、均一な製品を求めなくなってきました。
企業はこの多様化したニーズを、さらには潜在的ニーズをも、
満たさなくてはならなくなってきたのです。
企業は移り気な消費者ニーズを満たすために、
スピードアップをはかる必要がでてきたのです。
企業はモデルチェンジを頻繁に行うようになりました。
そのためには、企業の組織の見直しまで、
しなくてはいけなくなったのです。
この早いスピードについていけなければ、
企業はつぶれてしまうかもしれません。
ここで、登場してきたのが、意外にも、
セル生産方式だったのです。
セルとは細胞のことです。
企業はベルトコンベアを廃止し、
工場にブースを設けて、
一人に全てを任せて、製品を組み立ててもらったのです。
やってみると、なんと、こちらの方が早かったのです。
組み立てる人は、単純な作業では飽きてしまいます。
この人が全てを任されると、やる気が上昇し、
責任感も生まれました。
今まで、この人間の力を見誤っていたのが、
実状だったのです。
セル生産方式は、さらに進み、
この人間は、機械に置き換えていく企業もでてきました。
しかし、問題になるのは、早い消費者ニーズの変化を
満たすことです。
工場では、コストの高い機械を頻繁に変えることもできず、
高度な機械をメンテナンスできる技術者の知識を
次の時代を担う技術者に伝えるという点においても、
問題となってきたのです。
さらに、人によるセル生産方式では、
多様な消費者ニーズに応えることの延長で、
顧客一人ひとりの要求に答える事もできるかもしれないという事が、
できるようになるかも知れません。
また再び、人間の力をフルに利用する経営が、
将来の主流になるかもしれません。
ですから、私たち個人レベルでは、
自分の能力を上げていく方がいいかもしれないですよ。
楽しいですからね。
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