ずばり今の病院は、患者さんのつまりお客さんのための医療を行っていません。
経営学では、顧客志向(customer satisfaction)というものがあります。
企業経営においては、基礎中の基礎です。
しかし、これがなかなかできないのです。
わかっちゃいるけど・・・
では、少し具体的に見ていきましょう。
患者さんは何を求めて、病院に来られているでしょうか。
やはり病気を治してもらうことがまず考えられます。
これに対して、病院の従業員である医者としては何をすべきでしょうか?
技術を磨くべきです。
医療の最新の知識を常にチェックしておくべきでしょう。
時間がかかることではあります。
そして、精神力を高めるべきです。
医者の仕事は、患者さん一人ひとりに、重大な判断が求められます。
この判断を行うのに、精神力が十分でなければ、判断ミス即ち医療ミスが、
多発するでしょう。
さらに、体力が要ります。
1日に、多くの患者の重要な診断を何度も下さなければならないのですから、
この能力を欠かすことはできません。
患者が、病気を治してもらうのは、医者個人だけではありません。
医療スタッフ全員の能力アップが必要なことはいうまでもないでしょう。
やはり、高いレベルの医療を行うためには、この個人の能力の向上は、
絶対に欠かすことができないのです。
次に、チーム力が必要です。
これで今問題になっているのは、医療スタッフのコミュニケーション不足です。
医師と看護師のコミュニケーション不足は、医療事故の原因であることは、
容易に理解できるはずです。
チーム力を高めるためには、
そのチームの構成員が共通した目的やビジョンを理解すべきなのです。
もちろん、病院のトップに、このビジョンを描ける人が必要なのですが。
民間の企業においては、組織力の向上を図るために、
さまざまな変革を行っています。
病院の場合、制度的な縛りも多いので、ここにも働きかけてでも、
自己変革を行うことが必要なのです。
しかし、まずは、身の回りの業務を日々、見直していかなければなりません。
組織の変革を行っていく上で重要なことは、
スタッフの動機づけをどのように行うかということです。
経営のトピックとして使命(mission)があります。
病院のスタッフ一人ひとりが、自分の役割を明確に理解し、
自分の組織における存在意義は何かについても考えたほうが良いでしょう。
組織の構成員が使命感をもって働いているとなると、
かなり強い組織であるといえると思います。
患者さんの病気を治すというニーズにこたえるために行うことを書いてきましたが、
患者さんのニーズは他にもいろいろあります。
たとえば、お年寄りの方にとっては、コミュニケーションの場として、
病院に期待を持っている方もおられます。
もちろん、このニーズに応えるのは病院である必要があるかどうかは、
今後、考えていかなければなりません。
自由な発想が求められると思います。
結局、患者さんのニーズを探っていくのは、現場の皆さんの仕事です。
政治や行政は、現場の皆さんが自由にしかも高度に働けるように、
環境整備していく必要があります。
人の命に関わる仕事であるだけに、縛ることだけではなく、
どう発展するのが望ましいかを考えないと、
ただ、世の中の発展を阻害しているだけになってしまいます。
こういう人たちは、偉そうにしている人が多いので、
みんなでからかってあげましょうね。
そのほうがよさそうですから。
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